機体塗装

最新のペイントテクノロジーで航空機の美と信頼性を向上させます
常に過酷な環境下を飛行する航空機。航空機は、数年毎に美観の向上、耐蝕・防錆のための整備を行います。
地球環境にやさしい化学溶剤で塗膜を除去された航空機は、生まれたてのアルミの姿を現わします。
経験豊かな整備士が、定められた場所に規定の膜厚でペイントを付着させます。加圧した塗料は霧となり、やがて航空機を包み込みます。霧の中にある真剣な眼差しの整備士は、手際よくアルミの胴体に色彩を吹き込むアーティスト。世界中を駆け巡る機体に『美』を飾り、人々に感動を与える熱い情熱を持つ集団は、『心は一つ』の思いを胸に航空機を送り出します。
当社はANAグループの機体塗装と、多くの特別塗装機を手がけています。
塗装実施機種
B747、B777、B767、B737、A320
業務概要
機体塗装
ANAでは、約4~8年で機体塗装の塗り替えを行い、通常のANAデザイン塗装の塗り替え作業は10日間で行われます。
リペイント作業の流れ






- 1日目 マスキング
- 機体搬入後、機体の窓やコンポジット部など、塗装以外の部分を隠します。
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- 2日目 剥離
- 環境にやさしい薬剤で塗装を剥がす作業です。モップで掻き落とします。完了するとアルミ外板が現れます。
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- 3日目 腐食除去
- アルミ外板の腐食などが無いか点検を行い、不具合があれば処置を行います。
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- 4日目 シーリング
- アルミ外板のシーラントを全てやり直します。機体の気密を保つ作業です。
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- 5日目 表面処理(化成皮膜処理)
- アルミ外板の油分や汚れを取り除き、環境にやさしい特殊な薬剤を散布して防食処理を行います。
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- 6日目 プライマー塗装/ライト・グレー色塗装
- ここから塗装工程です。まず、プライマーと呼ばれる下塗り塗料を塗装します。この塗料は全ての塗装工程で行われます。次に胴体下部・主翼・水平尾翼にライト・グレー色の塗料を塗装します。
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- 7日目 ホワイト色塗装
- 胴体の上部にホワイト色を塗装します。ライト・グレー色やホワイト色は大型機の場合、2時間程度の時間を要します。
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- 8日目 ライト・ブルー色塗装
- 胴体と方向陀にライト・ブルー色を塗装します。この時、胴体側面の「ANAロゴ」も一緒に塗装します。
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- 9日目 ダーク・ブルー色塗装
- 胴体と垂直尾翼にダーク・ブルー色を塗装し、主な塗装が完了します。
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- 10日目 マーキング/仕上げ
- 全てのマスキングを除去し、塗装色の境界線の細かい仕上げ(塗料のにじみの処理)を行います。
又、整備で必要なマーキングを塗装し、最終検査を経て機体を引き渡します。
C整備
C整備では、
- 外板塗装の修復を行い、機体の美観維持や腐食防止対策を行っています。
- 機体内部の構造部材の汚れを落すクリーニング作業を行っています。これは点検時、腐食や亀裂を発見しやすくする為の下処理作業で、地味ですが整備作業として重要な作業です。
- 点検・修理後に航空機の腐食発生を予防し、航空機の耐久性維持を担う防錆処理作業も行っています。
私たちのこだわり
品質と美を追求し、『あんしん』と『夢』をお届けします。
航空機は過酷な環境で使用されます。地上と上空の高度差がもたらす温度差や、飛行中に連続的に生じる機体のねじれや伸縮・振動、雨・雲・砂・塵の衝突や空気抵抗などで、航空機の表面に塗装されている塗料は経年劣化します。この航空機の塗装を修復するのが私たちの主たる業務です。
通常、機体塗装作業は約10日という短い工期で行われます。この短い工期で塗装作業を完了させる技術は、世界に誇れる技術です。
機体塗装は全ての作業が手作業であり、機械化されていません。塗装はミクロン単位の膜厚を要求される繊細な作業です。私達はプロとして高い知識と技術を有し、品質と美にこだわって塗装作業を行っています。また、環境にやさしい塗料開発・研究にも取り組んでおり、環境問題にも積極的に貢献しています。
ANAグループで唯一の塗装技術を持ち、ANAグループ全ての機種の機体塗装を行っています。また、ANA特別塗装機を世に送り出したのも私たちです。子供から大人まで、笑顔になれる綺麗な機体を提供できるよう努めています。
搭乗されるお客様が一番最初に目にするのが機体塗装です。美しい機体を提供することが我々の使命であり、お客様に対するこだわりです。お客様からの目を常に考え、お客様に『あんしん』と『夢』を提供できるように一人ひとりが意識して、機体塗装業務を行なっています。